カナヘビ 飼わせていただきます
~身近な生き物を探しに行こう~
昆虫

暑すぎて地上に出たくないよね。 byセミ

暑くなって夏本番 ってな感じの今日この頃です。

私(人間)は 暑すぎて セミの声をほとんど聞いていません。

セミの事を少し

関東地方では アブラゼミ・ミンミンゼミ・ニイニイゼミ・ツクツクボウシ・ヒグラシなどがよく鳴きます。

ミンミンゼミは気温35℃でも鳴いている元気な子。
クマゼミは30℃位。25℃~30℃位までアブラゼミ、ニイニイゼミが頑張っています。

この気温差によって、全国のセミの分布に違いが出てくる訳です。

温暖化により 日本の平均気温が高くなれば、南から北に。
九州 関西地方にいるクマゼミが関東地方まで勢力をのばしてくるかもしれません。

セミの幼虫を見てみたい

脱け殻は見かけた事はあるし、きれいな状態なら 集めちゃうでしょ。ね!
でも、生きている幼虫は 見た記憶がないです。

じゃあ、見に行くぞ! と 来たのは セミの鳴いていると思われる、木の多い場所。
来たぜ! 青木公園。 正式名称は青木町公園なんだね。

現在の時刻20:30。 もう 夜だし木の下は暗いです。
今回は、下見に寄った感じですが、自転車でこの辺りかな…。

あっ、秒で発見!

生まれて初めての これ。 あっけなさすぎ。

セミの脱皮は完成まで 2~3時間かかるそうです。
羽がピーンと張るまでは、あと1時間位かかるのでは?

虫よけスプレーは無いし、蚊もいるでしょうし、
ハアハア言いながら 人間どもがランニングしているし、

下見に来たんだけど、本日は帰宅しました。

セミの羽化を見に行くぞ!

偶然ではなく狙って見に行く。
決意を固めた私(人間)は、後日改めて その時を待つ。

カナヘビのお世話をさせていただき、
夕方を待ちます。

セミの羽化について

多分 埼玉県川口市のこの辺りはアブラゼミが多いと思います。
アブラゼミの幼虫時代は地面の下 20~70cm位に生息し、
2~4年(または5~6年とも) 木の樹液を吸って成長します。
その間に4回ほど脱皮をします。

セミの幼虫も暑い昼間からは 土から出て来ません。

夕方4時頃から出て来て 2~3時間かけて羽化を完了させ、成虫へと姿を変えるのです。

現場の暑さたるや尋常ではない!

来ましたよ! 青木町公園。

自転車に スマホ用と照明用の三脚×2、虫よけスプレー、飲み物500ml×2、水×1000ml、スマホと照明のライトは 充電100%、出来たら扇風機も欲しかった。

16:55 早速 桜の木の根元に それらしい穴を発見。

ここは良いポイントかも知れない。


この辺の枝だけで 10個位の脱け殻があった。密すぎ。

16:58 まだ明るい。 来る時間が早かったかも。

16:59 キマダラカメムシのオスメス。

体長20~23mm。 国内に生息するカメムシ亜科最大種であり、大型の美しいカメムシ(亜科とは科の下、属の上に分類され属より広い分類)だそうです。

17:10 テニスコート横に育つメタセコイア。

メタセコイアはイチョウとともに化石植物と言われます。 北半球で化石でしか発見されなかったが、20世紀半ばに中国南西部で自生しているのが発見され、世界各国に分布したそうです。ヒノキ科、またはスギ科。


左はメタセコイア。右の花の咲いているのがキョウチクトウ。葉が竹の葉に似ていて 花が桃の花に似ているので夾竹桃(キョウチクトウ)と言われるそうです。どこでも目にしますが、キョウチクトウは全体に毒を含んでいるので、口にしないように注意です。

17:20 きれいな三毛猫を発見。

17:21 アブラゼミを 間近に発見。

30℃超えて鳴いている。天気情報では今 33℃。

セミの幼虫は危険がいっぱい

17:29 ハシボソガラスが地面に多い。


この時間帯は セミの幼虫を狙っているようだ。

地面をつついたり、空いた穴をほじくっている。
セミの羽化が成功するのは40%ほどらしく、外敵に襲われたり 羽化中に落ちてしまったり、危険が多い。

17:45 桐の木を発見。 桐は高級木材です。 桐たんすの それです。

葉っぱも特徴的。

日本国政府の紋章として使われています。

ミンミンゼミの鳴き声を確認。

天気情報では34℃になっていますが、ミンミンゼミには まだ余裕の気温でしょう。

最後に

今日は しっかり公園を一周しました。 暑さがやばいです。
次は もう少し遅くに来ようと思いました。

あと前回の羽化と違って、脱け殻の位置が三脚より遥か上だったのも どうしようもない問題でした。

でもこれを踏まえて次も狙って行きましょう!

次回 完結編 セミの脱皮は見られるのか!?